2020.1.22 Wednesday

第1回 お客さんの商品の売り上げを向上させるために

Yosh a.k.a. Yoshihiro

1993年9月3日生まれ。日本大学ダブルダッチサークル「D.S.P.」出身。ダブルダッチチーム「YUTTY KINGDOM.」のメンバーとしてDOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2017のパフォーマンス部門で世界一となり、またWORLD JUMP ROPE 2019では「GILDE」として世界一となる。現在(2019年9月現在)は株式会社JTBコミュニケーションデザインに勤務し、プレイヤーとしてもいち会社員としてもシーンの発展に貢献している。

この企画では、ダブルダッチャーがどんなお仕事をされているのかをインタビューしています。ダブルダッチでの経験ってお仕事にはどんなふうに活かせるのか、そんなことを考えるコーナー。
今回は(株)JTBコミュニケーションデザインに勤務し、プレイヤーとしても会社員としてもシーンの発展に寄与するYoshihiroさん。お仕事とダブルダッチをリンクさせ、シーンの可能性を表裏両方から広げるヨシヒロさんに迫りました。連載第1回、はじまります。

どんな仕事をしているの?

イケポン
DOUBLE DUTCH CONTEST USA in HAWAIIや、REGSTYLEのクルーズの件*について、ヨシヒロ君がお仕事として携わった案件だったと噂を聞いていました。仕事をダッチに関連付けたいと思っている人もいると思うので、今日はその辺りを含めてお仕事のお話を伺えたらと思っています。
(*: 2019年のGWにクルーズ船内で、REGSTYLEがパフォーマンスを披露)

ヨシヒロ
はい。よろしくおねがいします。

イケポン
では、現在のお仕事の内容を教えてください。

ヨシヒロ
自分はよくみんなにJTBで働いてるって言われるんですけど、自分が働いているのはJTBのグループ会社なんですよ。JTBコミュニケーションデザインっていう、一言で表すのは難しいんですけどコミュニケーションを軸にイベントや展示会・プロモーション・施設運営などなど多岐にわたって事業を展開している会社なんです。その中で私はプロモーションなどを担当してます。

「多岐にわたって事業を展開している会社なんです」

イケポン
たとえばどんなこと?

ヨシヒロ
はい。この商品をどう売るか、どう認知度を上げるかなど、お客さんの商品の売り上げを向上させるためにいろんなことを提案しています。

イケポン
なるほど。今は和太鼓のショーを扱ってるとか?

ヨシヒロ
今はそうですね。もともとはプロモーション事業部というところに配属されていたんですけど、去年の今くらいの時期に異動をしました。営業推進部という部署で「万華響」という和太鼓エンタテインメントの舞台を自社事業として扱っています。

イケポン
へー!「万華響」。

ヨシヒロ
日本ってインバウンド向けのナイトエンタテインメントが乏しいよねっていうことで、始まった舞台が「万華響」なんです。もっと日本の上質なエンタテインメントを世界に発信をするために日本を代表する和太鼓集団や映像演出家とタッグを組みこの公演ができました。
自分の仕事としては、その「万華響」のプロモーション関係です。例えば、それこそチラシを作ったり。

イケポン
どう世に出していくかってことだね。

ヨシヒロ
そうです。

イケポン
コンテンツ自体をどう作るかっていうところにも携わっているのかな?

ヨシヒロ
内容に関しては全てお任せしています。演出家さんもいますし。その代わりにプロモーション関係や、協賛いただく企業対応とかはこっちでやります。

イケポン
この舞台の立ち上げからヨシヒロさんは携わっているのかな?

ヨシヒロ
いや、僕が携わることになったのは公演がスタートした後なので、そこは立ち上げメンバーの方々が。「万華響」が2年目に入ってからですね。

イケポン
なるほど。

ヨシヒロ
入社当初は、この仕事をやっているとは全然思っていなくて。

イケポン
というと?

ヨシヒロ
異動前の業務だとお客さんの持っている課題に対して、広告を作ったり、それこそREGSTYLEをアサインしたクルーズのプロモーションの仕事をやったり。お客さんの課題を解決するためならなんでもやるよ、っていう感じだったので。

イケポン
なるほど。ダブルダッチに携わりやすかったのも、前の業務だったんだ。

ヨシヒロ
そうですね。印刷とか、本作りますとか。目的に合致すればなんでもできるっちゃできる。その中で、ダブルダッチを提案することもできましたね。

「ダブルダッチを提案することもできましたね」

ダブルダッチをやってるって、会社の人にひたすら言いまくってます

イケポン
そうだったんだ。せっかくなので、Contest USAを開催するに至った経緯を教えてもらえますか?

ヨシヒロ
はい。当時いたプロモーション事業部の先輩社員と「ハワイのワイキキシェルのこの時間帯空いてるんだけど、何かいいコンテンツないかな?」って立ち話をしていて、「そしたらダブルダッチやりましょうよ!」って感じで話してみたら「じゃあ一回話聞いてみよう!」って。そこからはトントン拍子に。

イケポン
へー!立ち話から。

ヨシヒロ
普段からダブルダッチをやってるって、会社の人にひたすら言いまくってます(笑)

イケポン
「赤澤くんはダブルダッチの人だ」ってイメージに?

ヨシヒロ
そうです。もうだいぶそのイメージが定着しましたね(笑)。

イケポン
それ大事だもんね。話が挙がったところから、いざ実際にダブルダッチをやりましょうという段になると、「ダブルダッチってこういう規模感のものですよ」というような数字的な細かいデータは必要になってくるのかな?

ヨシヒロ
必要でしたね。でも正直今探しても、十分なデータって揃っていない状態なんですよね。あっても昔のデータだったり。
なので将来性とか、メディアの露出が最近増えてることも交えて話をしていました。ものすごく集客に繋がったかっていうとそうではなかったんですけど、一つダブルダッチを仕事でやれたなあという例ですね。

イケポン
それは嬉しいね。じゃあハワイで行われたイベントの中のコンテンツの1つとして、ダブルダッチが採用されたんだ。

ヨシヒロ
はい。日本でもやっているフェスがハワイでも開催されていて、その中で”ハワイに人を連れてくるための施策を何かくれ”っていう話でした。

「一つダブルダッチを仕事でやれたなあという例ですね」

イケポン
なるほど。REGSTYLEのクルーズの件も同じような流れだったのかな?

ヨシヒロ
クルーズに関しては、完全に自分のお客さんに自分で提案したという感じで。ある意味一番自分でやった感がありました。

イケポン
そうだったんだ。

ヨシヒロ
そもそもこの話が出たのは2018年の1〜2月くらいだったと思うんですけど。クライアントから「来年のGWに新造船されるクルーズ船を日本で唯一チャーターしたから、その船の中のコンテンツとしていいものを提案してくれ」というオーダーがありました。先方の担当の方とは、ざっくばらんに話ができる関係で。

イケポン
うんうん。

実際にREGSTYLEが搭乗した「コスタベネチア号」/写真提供:OVER THUMPZ

ヨシヒロ
でもふと「ダブルダッチしてるって話してないなあ…」と思って、その当時の課長さんに「そういえば僕ダブルダッチやってるんですけど、ダブルダッチでショーとかどうですか?」って。「あーそれ面白そうかも」って言ってくださったんで、REGSTYLEの映像をひたすら見せました。「こんな感じで盛り上げられることは間違いないんで!」って。

イケポン
なるほど!

ヨシヒロ
それにこのクルーズって、GWということもあって子供がめちゃくちゃ多いんですよね。子供も親御さんも満足できるようなコンテンツですし、ぴったりじゃないかと思ったんですよ。
すぐにOVER THUMPZに電話をして「クルーズでダブルダッチのショーやりたいんですけど!」って。で、先方からも「これ面白そうだ」っていい反応ももらえたので、話が進んでいきました。

イケポン
なるほど。

ヨシヒロ
もう1年半前から決まっていた案件でしたね。「このクルーズ乗りたいしなあ…」って思ってたんですけど、8月に異動しちゃって…。結局僕はこの船に乗れなかったんですよね(泣)。

イケポン
えー寂しい(笑)!

ヨシヒロ
すっごい寂しかったです。レグ(REGSTYLE)のみんなとも「一緒に行けるの楽しみだね」って話してたのに。

イケポン
ダメだったんだ(笑)。

ヨシヒロ
でも結局REGSTYLEのショーは、すごい反響がよくて。

イケポン
うんうん。

ヨシヒロ
クルーズに乗っていた子供がダブルダッチを始めたり、添乗員さんがREGSTYLEのファンになって大会まで見に来てくれたり。

イケポン
えーすごい!

ヨシヒロ
お客さんも、クライアントもすごいよかったって。「REGSTYLEが来てくれてよかった!」って言われるくらい、めちゃくちゃ盛り上げてくれたみたいで「是非来年もお願いしたい」って。

クルーズ船内ショーの様子/写真提供:OVER THUMPZ
クルーズ船内ショーの様子/写真提供:OVER THUMPZ

ヤマダイ
このあいだのDOUBLE DUTCH CONTEST WORLDにも、クルーズでファンになった人が何十人と見に来てたみたいですよ。

イケポン
すごい!

ヨシヒロ
クルーズには乗れなかったですけど、そのきっかけが作れたので「やっててよかった」って思えましたね。

「やっててよかった、って思えましたね」

(第2回につづく)