2019.9.20 Friday

第1回 会社員?個人事業主?

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NESS

1991年2月22日生まれ。青山学院大学に入学後、ダブルダッチサークルPark Jackに入部。D-actとの連合チーム「ZIXA」に所属して、3人チームとしては数少ないDouble Dutch Delight Japanへの出場を果たす。大学卒業後、アマゾンジャパン合同会社、プルデンシャル生命保険株式会社を経て、現在ファイナンシャル・ジャパン株式会社にて保険商品の営業を務める。

この企画では、ダブルダッチャーがどんなお仕事をされているのかをインタビューしています。ダブルダッチでの経験ってお仕事にはどんなふうに活かせるのか、そんなことを考えるコーナー。
現在ファイナンシャル・ジャパン株式会社で、保険商品の営業に従事されているネスさん。第1回はじまります。

現在ファイナンシャル・ジャパン株式会社でお勤めということで、今のお仕事の内容と1日の大まかな流れを教えてください。

はい。会社自体は、生命保険と損害保険を合わせて30社扱っている保険代理店になります。仕事内容としては営業というか、いわゆるファイナンシャルプランナーです。イメージとしてはすでに保険に加入されている方に対して、その保険が自分に合っているかどうかを確かめてもらう、保険の健康診断を受けてもらうのが仕事です。

メインの仕事内容としては、保険商品の販売ということだね。

そうですね。それと保険だけじゃなくてもう少し広く、例えばiDeCoやNISAなどの情報提供もしています。いま2000万円問題が世間を騒がせていますけど、ライフプランとマネープランをお聞きして、保険に限らず色んな手段がある中で、最適なお金の置き場所を一緒に考えて、お客様の問題解決をしていくお仕事です。ファイナンシャルプランナーも「保険を提案する人」と「相談業務しかやらない人」、もしくは「両方やっている人」に分かれるんですけど。

相談料としてお金をもらう人と、保険の販売手数料としてお金をもらう人がいるってことかな?

はい、相談料を頂いている人もいます。保険のセールスをしている人は、保険の販売がメインの収益という感じです。

“お久しぶりのネスさん、「生え際以外は元気」とのことです”

なるほど。扱っている30社っていうのは、日本国内の企業?

生命保険が20社で、損害保険が10社なんですけど、それぞれ外資系もあるし日系もあります。

30社というと保険会社の全体の数からするとどれくらいの割合なんだろう?

生命保険会社で言うと、今日本に42社あるので(2019年8月現在)、そのうちの半分くらいってことになります。各保険会社を全部自分で調べたり、1社1社話を聞いたりして選ぶのは時間的にも難しいと思うので、その方の考えや環境にあったものをアドバイスさせて頂いています。

1日の流れとしては、どんな感じになるんだろう?店舗はないんだよね?

事務所は一応あるんですが、いわゆる「ほけんの窓口」みたいな、予約をしてもらって相談をするための窓口はないです。

お客さんのおうちに行くことが多いのかな?

人によるかもしれませんが、僕は事務所で打ち合わせってことが多いですね。遠方の方だったり、赤ちゃんがまだ小さくてっていうご家庭だと、おうちに出向きます。

会社の福利厚生は受けれるので、いいとこ取りという感じ

基本的には、人と会って、話をして、という連続になるのかな?

そうですね、会社に行っているとき以外は人に会っている感じです。自分でスケジューリングもしていくんですが、体のリズムを作るために、予定がなければ毎朝会社には行くようにしています。設計書を作ったり、マネープランニングやライフプランニングを作成したり。あとは、日々知識の習得・ブラッシュアップが必要な仕事なので、勉強も会社でするようにしていて、それ以外の時は、だいたい10時くらいから人と会い始めて、自分の中では2時間1コマと考えて、そのコマを埋めていく感じです。

そうすると一日に会えるのは、3〜4人くらいかな

そうですね。一日に3〜4人、多くて5人という感じですね。

“「『額に汗する』という言葉がありますが、少しづつどこまでが額か、分からなくなってくるのでしょうか」と不安を漏らすネスさん”

なるほど。待遇に関しては、固定給ではなく完全歩合制で、会社員というよりは個人事業主に近い感じというイメージで合ってるかな?

そうですね。一応会社の福利厚生は受けれるので、いいとこ取りという感じですかね。

なるほど。それで日々お会いしていく方々は、基本的にはご紹介からのみということだったよね?

はい、そうですね。

そうすると、ファイナンシャル・ジャパンの前はプルデンシャル生命保険で働いていたっていうことだったんだけど、個人としての大まかな仕事の流れは同じなんだね。

流れは変わってないですね。ご紹介で会って色々ヒアリングさせてもらって、一緒に考えていくというところは。ただ扱える商品は、1社のものから30社のものへと増えました。

「あ、いつか本当に動けなくなっちゃう時がくるかもしれないんだ」って実感できて

じゃあ大学でダブルダッチをやっていたところから、アマゾン(ジャパン合同会社)、プルデンシャル(生命保険株式会社)を経ての、今までの流れを簡単に教えてもらえますか。会社を変えようと思ったきっかけを中心に、教えてもらえたら嬉しいです。

はい。ざっくりいうと、自分が今まで決断をしてきた判断軸としては「自分が必要とされたい」とか「認めてもらいたい」というところが大きいです。大学3年生の時にリウマチで寝たきりになったことがあるので、それが自分の中ではきっかけになっていて。

リウマチ?

はい。関節リウマチっていう関節が動かなくなる病気で寝たきりを経験したことで、自分の中の時間に対する考え方が変わったといいますか。「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分がやりたいことか」って誰かの名言でありましたけど、病気になる前は「そんな訳ないでしょ、明日も来るでしょ」って、ぶっちゃけ思ってました。でも一度寝たきりになったことで、「あ、いつか本当に動けなくなっちゃう時がくるかもしれないんだ」って実感できて。
その経験があったので、じゃあ本当に今日が最後の日だったら、どうせ同じ時間を使うのであれば、自分がいて意味があったなって思えることを増やしたい、「お前がいてくれてよかった」って感じてくれる人を一人でも増やしていきたいって思うようになったんですよね・・・なんか綺麗事に聞こえちゃうんですけど、「お前がいてくれてよかった」っていうのを炸裂させたいというか(笑)。

結構思想強い感じの(笑)。

はい、そうです(笑)。

でも何かをきっかけに、生き方って考えちゃうよね。「これでいいのか自分」って。本当に動けなくなってしまって、「これやりたい」と思っても本当にできない状況をリアルに実感してしまったのかな。どういう状態だったら後悔しないかって。ある意味、死生観というか。

死を意識したというか、自分の存在意義を一個でも増やしたいなって学生の時に思ってましたね。

“京浜東北線で『魑魅魍魎』が、『キミ、毛量』に聞こえた時は、いよいよだと思いました。”

それでアマゾンに入ったと。

はい。でもアマゾンに入社した時は今よりもっとふわっとしていました。
ダブルダッチをしていた自分がきっかけとなって、誰かの人生が変わるっていうところを目の当たりにしたことで、「人にきっかけを作る仕事」がしたいとなんとなく思っていました。

自分がきっかけになって、というと?

ダッチをやっていて本当に嬉しかったことの一つに、とあるお母さんから「そういえば、この前パフォーマンス見てうちの子がダブルダッチ始めたのよ」って言ってくれたことがあるんです。

そうだったんだ。

親御さんから、そういう言葉が聞けるのはいいなあと思って。それとちょうどアマゾンが、新しい取り組みとして学生スポーツを支援するような企画を色々とやっていたので、自分の軸に合ったことができそうだなあと。それと何より採用してもらえたので、という感じでした。

「Amazonです」って言っただけでもう受注できちゃう

なるほど。そこからプルデンシャルにいったのは、どうして?業界も大きく変わったと思うけど。

そうですね。アマゾンでの仕事は素晴らしいものだったと思うんですけど、なんて言うんだろう・・・自分の軸には合っているけど、もっと深く合っている仕事がいいなあって。自分がいなくても成り立つ仕事だなっていうのは、正直感じてました。

“えりあしの伸びるスピードが、生え際にきたらいいのに。と、aikoのえりあしを聞きながら思いました。”

システムがよく出来すぎているっていうことかな。

そうですね。それにやっぱり会社のネームバリューがすごくて、電話して「Amazonです」って言っただけでもう受注できちゃうみたいなことがあったりもしたので。

営業としては嬉しいはずなのに・・・結構Mなのかな(笑)。

そうですね(笑)。僕下の名前が「ミツキ」っていうんで、まさにイニシャルの通りMですね(笑)。

ははは(笑)。

自分が理想とするところに対して、ギャップというか、能力が足りてないなって思う場面が結構あるんで、そこがちょっとずつでも埋まっていくのが楽しいなあと思うタイプですね。

なるほど、それをアマゾンよりも強く感じられるフィールドとしてプルデンシャルを選んだんだね。

そうですね。たまたま プルデンシャルの方と出会えた縁もあるんですが。その時に日本の生命保険業界のヤバさを感じたというか・・・。

ヤバさ?

プルデンシャルの採用プロセスの中で、自分が契約している保険の内容をあまり知らずに入ってる人が多いという日本の生命保険の現状を聞きました。でもその保険が的確かどうかって、家庭に与えるインパクトはめちゃくちゃデカいんじゃないかなって。
自分の家族も大丈夫かなって心配にもなりましたし、自分自身が必要とされる仕事だなと感じてプルデンシャルに入社しました。

(第2回につづく)