2019.1.23 Wednesday

【ダブルダッチ全国プレイマップ 番外編】岡山県 真備町<前篇>

7月に発生した西日本豪雨。歴史に残る豪雨災害として、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。中でも、岡山県倉敷市の真備町は、今回の災害で最も被害が大きく、街の4分の1以上が浸水し、水の深さは最大で4.8メートルにも及んだそうです。岡山といえば、岡山大学ダブルダッチサークル「Jumping Cats」を思い出した人が多かったのではないでしょうか。被害にあった中で、DOUBLE DUTCH DELIGHT SOUTHで優勝し、DELIGHT JAPANにも出場を果たした「VERDE」の川上愛美さんもいらっしゃいました。今回の災害を忘れず、後世へ伝えていくために、お話を聞かせてくださいました。

真備町に住む川上愛美さん

岡山は「晴れの国」。予想もしていなかった。

「岡山は『晴れの国』と言われるほど、晴天率が高いんです。地震や台風もなく災害も少ないので、災害への意識は強くありませんでした。
雨が降り始めた日は、小学校が臨時休業になったんですけど、それも珍しいなあって感覚で。
『いつか氾濫するかも』と言われている大きな川があって、その川が決壊したら怖いなあと思っていました」と、災害当日を振り返ります。



「夕方から避難警告がきて、その感覚がどんどん狭まっていってついに、避難指示になりました。とりあえず避難しないとと思って、服や水、ご飯をリュックにつめていたら、町内放送で『ただちに避難が必要』と聞こえてきて。こんなこと、初めてでした。『もしかして、明日は帰れないかもしれない』と思いながら、母を連れて家を出ました」

想像以上に早かった浸水の早さ

「その日の夜は避難所で過ごして、そうしたら朝の7時に川が決壊したという連絡がきました。決壊を心配していた川ではなく、それよりも小さい川でした。でも、浸水の速度が速く、トイレを終わって出たら水浸しだった人もいるそうです。」



「何人もの人がボートやヘリで救助された人もいれば、屋根を突き破って自力で助かった人もいる中、首まで水につかって亡くなってしまった人がいました。特に高齢者が多かったです。その後、土砂を掃き出していたら近所のおばさんが出てきて、子どもがそれを見てしまったということも聞きました。」

<後半へ続く>